強度・材質

ダンボールの選び方強度・材質

ダンボールは、厚み(フルート)や紙の材質(ライナー・中芯)を変えることで、必要な強度に設計できる包装材です。 「どれくらいの強度が必要か」は、内容物の重量・輸送方法・段積み(保管)条件によって変わります。

ダンボールの構造

ダンボールの構造

ダンボールは、表の紙(1枚目:表ライナー)と裏の紙(3枚目:裏ライナー)の間に、 波型の紙(2枚目:中芯)を挟み込んだ構造が一般的です。
この構成(層の数)厚み(フルート)、そして紙質によって強度が決まります。

フルート(厚み)による違い

フルートは段の高さ(厚み)を表し、厚いほど衝撃を吸収しやすく、用途によって最適な種類が異なります。

A/F(エーフルート)約5mm

もっとも一般的。外装ケースとして物流・発送・梱包に広く使用されます。

B/F(ビーフルート)約3mm

次に一般的。A/Fより薄く、在庫容積を抑えたい箱や小型箱に向きます。

C/F(シーフルート)約4mm

段目が密で、薄めでも強度が出やすいバランス型。外装にも内装にも使われます。

E/F(イーフルート)約1.5mm

抜き箱(キャラメル箱など)に多用。段目が目立ちにくく、化粧箱・ギフト箱にも適します。

ダブル(複両面)ダンボールについて

ダブルダンボールの断面

左図はダブルダンボールの断面です。波型の中芯を2層使用した強化構造で、 シングル(3層)に比べ、ダブルは5層構造になります。
この構造により、圧縮強度・耐衝撃性・積み重ね強度が向上します。

ダブルが選ばれやすいケース
  • 重量物・機械部品など、潰れやすい製品
  • 路線便や倉庫保管で段積みされる
  • 海外輸送など長期輸送・保管

強度は「紙質(材質)」でも決まります

ダンボールの強度は、厚み(フルート)だけでなく、ライナー(表・裏の紙)中芯の紙質でも大きく変わります。 目的に合わせて最適な組み合わせを選定します。

強度はどうやって決めればいい?

強度を決める材質の要素には次のようなものがあります。(右へ行くほど強度が強い)

ライナーの種類
C5 → K5 → K6 → K7
中芯の種類
普通芯:120g → 160g → 180g
強化芯:120g → 180g → 200g
ポイント
「重量」「段積み段数」「輸送方法(宅配/路線/海外)」「内容物の壊れやすさ」を伺うと、適切な仕様をスムーズに選定できます。
ご相談の際に分かる範囲でご教示ください
  • 内容物のサイズ・重量
  • 輸送方法(宅配 / 路線便 / 海外輸送)
  • 段積み(保管)の有無、想定段数
  • 緩衝材の有無(エアキャップ・仕切り など)