箱の形式・サイズ

ダンボールの選び方箱の形式・サイズ

製品・商品を梱包する際、「どんなダンボールを選べばよいのだろう?」と悩まれる方は少なくありません。一見、商品が入れば問題ないように思えますが、実際にはそう単純ではありません。ダンボール選びでは、まず「箱の形式」を考えることが重要です。その上で、サイズなどを検討していきます。

もっとも一般的なA式(ミカン箱型式)ダンボール箱

A式(ミカン箱型式) あらゆる工業製品の運搬、食料品、通販、引越しなど、最も一般的に使われているタイプです。A式、みかん箱などと呼ばれることもあります。製造工程の中で、抜き型を作製する必要がなく、当社のプリンタースロッターなどで製造が可能で、製造コストを低く抑えることが可能です。箱を組み立てる際には底面をテープやステッチなどで留める必要がありますが、A式はもっとも汎用性の高いダンボールです。
 

汎用性が高いC式(弁当箱型)ダンボール

C式(弁当箱型) 身と蓋の2つを組み合わせた形状のダンボール。高さが低いものを入れるのに適しています。間仕切りを入れることにより精密機械部品など、小さいものを入れる場合にも使われます。上下ともに蓋にして、スリーブをかぶせる型式にすれば重量物を持ち上げずに梱包することが可能です。精密機器・部品、食料品、アパレル・雑貨、ギフト・贈答品など幅広いの保管・収納箱として活用されています。中身の出し入れがしやすく、頑丈で再開封性にも優れています。

ダンボール箱の内寸と外寸の違い

C式(弁当箱型) ●内寸を基準に設計する理由
ダンボール箱は製品を入れるためのものなので、まず中に入れる製品サイズを基準に箱のサイズを決める必要があります。 そのため、ダンボールのサイズ指定は一般的に内寸で行うのが基本です。
●外寸が重要になるケース
以下の場合は外寸も重要になります。
宅配サイズ(100サイズなど)
パレット積み
コンテナ輸送
保管スペースの制約
このような場合は、内寸だけでなく外寸も考慮した箱設計が必要になります。

製品に応じたダンボールサイズを決める際の注意点

ダンボール箱のサイズは、製品寸法だけでなく緩衝材・輸送条件・強度を踏まえて設計することで、 破損リスクを下げながら梱包・輸送コストも最適化できます。

① 余裕(緩衝スペース)を確保する

製品と同寸の箱では衝撃を吸収できません。周囲に緩衝スペースを取り、緩衝材で固定します。

緩衝スペースの目安
製品重量 緩衝スペース
軽量品 約10〜20mm
中量品 約20〜30mm
重量品 約30〜50mm
よく使う緩衝材
  • エアキャップ(プチプチ)
  • 紙緩衝材
  • ウレタン
  • 段ボール仕切り
② 大きすぎる箱はコスト増につながる
  • 箱の中で製品が動きやすい
  • 緩衝材が増えて資材費が上がる
  • 外寸が大きくなり輸送費が上がる

「必要な余裕だけを確保したジャストサイズ設計」が基本です。

③ 段積み(保管・輸送)の強度を考える

倉庫保管や路線便では段積みされることが多く、サイズが大きいほど潰れやすくなります。

対策例
  • ダブルダンボールを使用する
  • 強度の高いライナーを選ぶ
  • パレット積み前提で設計する
④ 作業性(持ちやすさ)も重要
  • 人が持てる重量の目安:20kg前後
  • 手掛け穴の有無
  • パレットサイズとの適合
⑤ 輸送方法で必要な強度が変わる
輸送方法 特徴
宅配便 落下衝撃が多い
路線便 積み重ね荷重が大きい
海外輸送 長期保管・湿度の影響

用途に応じて A/F・B/F・ダブルダンボール などを選定します。

まとめ

箱サイズは製品寸法+緩衝スペースを基本に、輸送条件・段積み・作業性まで含めて決めると安心です。